>お客様の声TOP

1日目

9月28日成田を出発。現地時間同日10時にバンクーバー着。
ガイドの板倉さんに頼んで市内観光よりショッピングに付きあってもらった。
2009年のクィーンシャロットに続き2011年スピリットベアーウォッチングツアーでハイダアートのペンダントを買ったシルバーギャラリーをみつけに、ロブソン通りからギャスタウンに移った店でウルフとムーンのカービングが施されたリングを購入。前回購入時に期限なし次回使える50ドルの値引き券を見せたら、「いつ来たの、このアートどこで知ったの?」など、店の女性が興味深く聞いてきた。
昼食は「Chi」というベトナムレストランでフー(米粉の麺)を食べました。さっぱり味で美味しいけれど量が多かった。
夕食はギリシャ料理の串刺しで ついてきたパンがプレッチェルのようで美味しかった。

2日目

18人乗りのプロペラ飛行機に乗って1時間でウィリアムレイクに到着。ロッジのメンテナンスを任されているロブさんが迎えに来てくれ、そこから車で3時間かけてチルコレイクのロッジへ。
ロブさんはオランダからカナダに移住、モーテルを経営したいたが50歳で、そこをたたみいろいろやっているらしい、仕事がどれも成功してリッチに暮らしているとか。
牛の放牧場、馬の放牧場などを過ぎ、大きな川を見下ろし、途中から整備されていない道に入り、ようやくロッジに到着。
中央にメインロッジ そこから湖畔に8棟のテントが並んでいる。

お茶を飲んで、スタッフとの自己紹介をして さっそくカヤックでベアーウォッチングへ!
ロッジから30分ほど川をくだったところで待望の、グリズリーベアーを発見!
今の時期はグリズリーが多い。まもなく迎える冬眠に備えてひたすら鮭を探している。グリズリーは体が大きく重いので木には登らないとのこと。
白頭鷲が鮭をついばんでいる。彼らにとっても子育ての大事な食料。
しばらく、単独のクマの鮭取りを観察する。時々こちらを見ている。
仲むつまじい姿が微笑ましい。

気が付くとカヤックの周囲360度を2〜3頭の小グマを連れたグループが3組も居て、離れて食事をしていた!
クマと白頭鷲の姿に圧倒、感激して時間を忘れていたが、17時を過ぎると気温の低下を肌で感じることができた。
帰路は川を上っていくので2人乗りのカヤックを漕ぐのはカイルも大変そう。慣れない私も漕ぐがパドルを上げるたび水が足元にかかる。「ああーっ!」と何度も思いながらさぼっているのは、申し訳ないので時々手を動かしつつロッジまで戻った。
夕方、テントの前をクマが通り過ぎた。ここはクマの生息地の中であることを改めて自覚する。4本足で歩くクマの足音を覚えた。
夕食はチキンのハーブソースかけ、ジャガイモ・ニンジンの炒め物。食後には生クリームとアイスのボリュームたっぷり。
夕食を済ませる頃には、外気温はかなり下がっていて夜空の星がきれいだったが、寒さで長時間見る勇気はなかった。

3日目

湖の向こうから聞こえる鳥の声で7時に起床。まだベッドにいるのに吐く息が白い。急いでジャケットを羽織り勇気を出して外に出た。意外と寒くない。要はテント内も外も気温がほとんど変わらないってことか。湖面を水蒸気が覆って神秘的。
今日は乗馬。朝食をとり、10時に出発です。一度落馬のトラウマがあるので、久しぶりで緊張。
1.5時間かけて山頂に着いた。おしりと足が痛くって降りた後、しばらく足が伸ばせなかった。
山頂でランチ!この周辺は以前、金が取れて金鉱が掘られていたらしい。
15時、ロッジに戻って今度はBrianとボートで川下り!

今日は勇気を出してシャワーを浴びた。シャワー室は、ダイニングルームに隣接の部屋の他、一歩外に出た別棟の1室を使った。ヒーターなし10度以下の4畳くらいの脱衣所にトイレと半畳ほどの岩風呂のようなシャワー室。
通常通り服を脱いでシャワー室に足を入れる。ひぇーって叫びたくなるほど石が氷のように冷たい。急いでシャワーのコックをひねったら、なんとコックが取れちゃった。どうしよう、人を呼ぶにしてもまた服着ないといけないし、とりあえず取れたコックを無理やり差し込んでみたら、なんとか入った。急いでお湯を出してとにかく温まるだけ温まったけれど、着替えて、メインロッジに着く頃にはもう冷えていた。これは大変。
夕食はビーフシチューにサワークリームの入ったパイみたいなもの。
暖炉で体を温めて、21時半には自分のテントに戻った。翌朝のことを考えて、着替える服は布団の中に温めておく。少し日記を書いてそのまま眠くなる。健康的な1日の終わりと思った。……が、夜中1時頃何かの唸り声で目が覚める。最初はうーうーっと小さな声、その後ウウォーウワオー!と、明らかに興奮した声。恐怖感で縮こまっていると途端に鳴き声はやんだ。
しばらくして今度は犬の唸り声とけんかをしかけている声。その後、静寂に包まれていったので、安心して眠りについた。

4日目

水の動く音で目が覚め、布団の中で着替えをしてすぐに外に出てみるとクマが泳いでいた。広大な森の主であるクマと同じ時間を過ごすこの幸福感にいつまでも浸っていたかった。
昨夜のことはさっそく朝食での話題になり、事実が判明した。
クマ2頭がテント下で取っ組み合いの喧嘩。カヤックが数本並んだところのすぐそばとか。そこに飼い犬のエディーが仕掛けて行き、オーナーが慌てて呼び戻したそう。エディーは大きさは中型、MIXの牧羊犬で日ごろはおとなしくて鼻を鳴らしたり、暖炉のそばの自分の ベッドから、食べ物をねだったり、ペット的な可愛さがあるのに、クマには果敢に向かっていくらしい。
朝食後、Brianとボートで湖の先まで行く。オス熊や、他の動物が見られるかもしれないよとのこと。

午後からは、カイルと近くのグリーンレイクにハイキング。往復3時間の予定。ロッジからそのまま山方向に上っていく。片道1時間半なんて軽い軽いと思ったら、初めからかなりのアップダウンだった。
クマの足跡、糞が道の中央にあり、よそ見をしていると危うく踏みそうになる。
クマの引っ掻いた痕(手の右上)、引っ掻き体を擦り付けて自分の存在をアピールしているとのこと。
キニキニという実はクマの好物らしい。
歩き始めて1時間半後、私が足を痛めて、湖まで行けず戻ることとなった。
あと10分ほどでロッジに着こうとしたとき 遠くで唸り声、先頭を行くカイルがしーっと口を抑え指をさす。5〜60メートルほど前でクマが激しい唸り声をあげていた。それから慎重に前方に進むと今度は山の上からばたばたと私たちの行く先にクマは音を立て降りてきた。子グマを連れていてこれ以上は近づけない様子。カイルは川まで降りて下の道を行ったほうが良いと勧めた。 急斜面で下が見えないほどの道だったが、わずかに獣道があって母グマの動きを見ながら、こわごわと下りて何とか川沿いの道に辿り着いた。警戒しながら歩いて行くと、10分ほどでロッジに着いた。
今まで訪れた地域ではお互い一定の距離を保ってクマは、私たちの接近を許していた。野生らしさと可愛いしぐさだけを感じて写真を撮ってきたが、今回は、人間の危険性を知りながら躊躇することなく威嚇をし、いつでも戦闘態勢をとろうとする 母性愛の深さと恐怖心を味わった。母の愛は強い!!感動!!こうして無事に生きて帰れたから言えることだけれど。

自然の美しさへの感動と動物たちの命の継承の強い姿に心を熱くして、今回は家族をまもる母グマの本能にかなり怖い経験もあったけど、3泊という短い滞在に充実した多くの感情を生み出してくれた旅行に感謝。
いつまでもこの光景が続きますように。

>お客様の声TOP

▲ページ上部へ