カナダ旅行で感じる紅葉・黄葉

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紅・黄葉について
紅・黄葉について写真▲絨毯のようなツンドラ紅葉


▲スミザース近郊

紅・黄葉について
 日本で紅葉する木と言えばモミジ、黄葉する木と言えばイチョウを誰もが真っ先に思い浮かべるのではないだろうか。ここカナダでも木の種類や時期は違えど同じように紅葉や黄葉を楽しむことができる。カナダで紅葉する木は言わずと知れたカナダの国旗に描かれているカナダのシンボルであるメープル(カエデの種類)がその代表である。カエデ(ラテン語でAcer=裂けると言う意味を持ち、葉が切れ込んでいることに由来した学名を持つ)という名は、その葉の形が蛙の手(足)に似ているところから名付けられたとも言われている。英米ではメープル(Maple)と呼ばれ、カナダでは10種類が生育している。また黄葉する木としては、日本でも良く知られたポプラ種(カナダでは6種類が生育)や白樺/カンバ種(カナダでは10種類が生育)のような落葉広葉樹があげられる。
まずこれらの木々(葉)が紅葉や黄葉するメカニズムには、太陽の光と気温(気候)が大きく関係している。秋から冬にかけて気温の低下とともに葉の葉柄の付け根部分にコルク層(離層)が形成され、葉と茎(枝)の間で水分や養分の流れが妨げられると光合成により作られた糖分が葉に蓄積され、アントシアンという赤い色素が形成される。逆に葉緑素が分解されてクロロフィルという緑の色素が減少する過程により紅く色付いていくのである。そしてクロロフィルが減少していく過程で今まで目立ってなかったカロチノイドという黄色の色素が残り目立って現れることにより黄色へと色付いていく。植物の種類により、この色付く過程に個性があり、赤や橙、黄色へと様々な色の変化がある。先ほども少し述べたが、紅葉や黄葉がより美しく色付く条件としては、@太陽の光(直射日光の強さ) A気温(夜間の急激な冷え込み)B大気の乾燥などによる地下水分の減少。これらの条件が揃う事で木々は光合成が出来ないことによる糖分の蓄積や葉緑素の分解、コルク層形成による水分や養分の減少などがより強力に促進されることにより色が変化し、また寒い場所から順に色付いていくので、高緯度のところより、そして標高の高いところから自然の織り成す鮮やかな紅葉や黄葉の芸術を目で楽しむことができる。
  さらにカナダ北部は永久凍土のツンドラ気候帯となっており、極端に厳しい寒さと痩せた土地によりほとんど木が育たず、潅木や苔、地衣類が植生の中心となっているが、そんな場所でもほんの僅かな期間(8月下旬〜9月上旬)には黄〜橙〜赤と色付き、まるで色鮮やかな自然の絨毯を織り上げたように見え、その自然の絨毯の中でのハイキングは、まさに日本では体験することの出来ない感動を味わうことができる場所なのである。

紅葉黄葉カレンダー

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紅・黄葉について2

スチュワート(STEWART/ブリティッシュ・コロンビア州)

紅・黄葉について
▲イエローヘッドハイウェイからの景色
 

Ismオリジナルツアー

■グリズ リーベアーと氷河紀行

満足のいく黄葉を見るには時期が一番大切になる。四季があるカナダであっても秋の黄葉のシーズンは非常に短い。また、訪れる都市やその年の気候状況の変動によって大きく左右される。万が一、黄葉が終わりに差し掛かった時期であっても低緯度の場所へ向かえば黄葉が残っている可能性がある。ここスチュワート近郊では9月上旬から中旬にかけてポプラ種や白樺を中心に黄色く黄金色の森林が一面を覆う。スミザーズ空港からスチュワートへ向かうハイウェイの周囲(黄葉)は海抜が800〜1600mと落葉針葉樹帯が分布する地帯だ。この時期は山の山頂が雪で覆われ、雪で輝く「白色」、澄んで晴れた大空の「青色」、山々の鮮やかな「緑色」、そして黄葉の「黄色」と色のコントラストが楽しめる。また、スチュワートは町から山肌の氷河も見られ、目で楽しむ素材としては申し分の無いスポットである。


黄葉見どころマップ

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テュームストーン準州立公園

テュームストーン準州立公園 (Tombstone Territorial Park/ユーコン準州)

テュームストーン準州立公園
▲テュームストーン準州立公園の絨毯紅葉
 

カナダ北西部に広がるユーコン準州は日本の約1.3倍の広さを有する北極圏内にかかる準州だ。地理的にお隣の米国アラスカと近く自然、文化とも似ているのが特徴である。その最大の魅力は雄大で手つかずの自然が残り、「ツンドラ」地帯が北部にある事。8月下旬から9月上旬は晴天率もよく寒暖の差が激しくなりポプラ種や白樺の葉はいっせいに黄金色に輝く。ホワイトホース近郊には世界遺産に指定され、ウィルダネス(荒野)と呼ぶに相応しいクルアニ国立公園がある。国立公園では、氷河を頂いた山々が美しく山肌にはアルパインツンドラ(山岳ツンドラ植物)の紅葉が素晴らしい、また国立公園に沿って南北に走るヘインズハイウェイ周辺のポプラなどの黄葉を併せたコントラストはまるで地球を彩るようである。これと同じ頃ユーコン北部にあるドーソンシティー近郊のデンプスターハイウェイ(テュームストーン準州立公園周辺)では、ツンドラの大地は緑の絨毯から真っ赤な絨毯に衣替えを終えている。いわゆるツンドラ紅葉である。足元には荒野の大地にたくましく根をはわせたブルーベリーやクランベリーがいっせいに実を付け、赤色の絨毯に彩りを加えている。晴天に恵まれ、条件が揃えば日没後にオーロラに会える可能性があるのもこの地域の特徴である。ここユーコン準州には準州都であるホワイトホースが玄関口となりバンクーバー空港から飛行機を利用して約2時間でアクセス出来るのも魅力だ。


紅葉オススメマップ

 

 

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