![]() ▲スコーキレイクを望む |
カナディアンロッキーの魅力 カナディアンロッキーのハイキングは一言で言い表すとウィルダネス(手付かずの自然)体験である。 ハイキング先進国のヨーロッパには有名な名峰マッターホルンを擁するスイスのツェルマットや知名度ではマッターホルンに勝るとも劣らないモンブランを擁するフランスのシャモニーがある。これらの山々の環境はハイキングをするには抜群に素晴らしいが足りないものがある。それは雄大な手付かずの自然である。カナディアンロッキーは山脈として世界有数の規模だが、山単体としての知名度は高くない。それぞれ素晴らしいが、あまりにも山が多すぎて麻痺してしまっているというのが正しいであろう。地球を感じさせる広大なフィールドには、たくさんの野生動物が生息し、無数のハイキングトレイルがある。中でもバックカントリーハイキングと呼ばれる山の中でロッジやテントに滞在しながら楽しむカナディアンロッキー核心部へのハイキングは、自然に身を委ねる玄人向けの内容と言える。 カナダのハイキングは現代生活で鈍感になりがちな五感を研ぎ澄ませてくれることであろう。
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スコーキーハイキング バンフ国立公園/ヨーホー国立公園 |
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![]() ▲ スコーキーロッジ <アクセス> ハイキングDATA
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スコーキーのハイキングはレイクルイーズスキー場のフィッシュクリークが登山口となる。大きく分けるとフィッシュクリークからターミガンレイクを中心としたスコーキーロッジまでのハイキングとスコーキーロッジをベースとしたメルリンレイク、スコーキーレイクス(ミョソティスレイク&ジガデヌスレイク)などを訪れるハイキングである。 フィッシュクリーク登山口から本来の登山口、テンプルロッジまでは国立公園管理局で許可された車しか入れない。ただし、スコーキーロッジに泊まる宿泊客のみテンプルロッジまでの道のりはシャトルバスを利用して入ることができるのだ。 テンプルロッジまでのトレイルは砂利の広い林道なので割愛する。テンプルロッジからは突然登りとなる。この登りは長くは続かずしばらく歩くと歩きやすい開放的なトレイルとなる。澄んだ水が流れる小川、緑のメドウ(牧歌的草原)、岩峰のコントラストが美しい。ハーフウェイハットを越えると遠くに見えていた山々が若干近くに感じられる。途中にはルピナス(ノボリフジ)やインディアンペイントブラシ(ゴマノハグサ)が咲き景色に新たな色を加えている。トレイルが少し登りになり、大きな岩がゴロゴロとした山肌の脇を越えるとターミガンレイクに到着する。
テンプルロッジからターミガンレイク手前までのトレイルも素晴らしいが、ターミガンレイクから先の景色を目の当たりにすると、まるでターミガンレイクを境に下界との境界線が引かれているようである。ターミガンレイクにはその名の通り雷鳥の親子が戯れ、湖の色は濃いブルーで太陽の光を反射して輝いていた。ターミガンレイクでは少し時間を取って食事や休息するのにちょうどよい。湖に沿ってデセプションパス(峠)に向かうトレイルがついているがパッカーズパスに向かうものなど他にもたくさんの踏み跡があるので迷わないように注意したい。大きなターミガンレイクの横についているデセプションパスへのトレイルをしばらく歩く、右手にずっと見えている黒い山肌のリダウトマウンテン、左側のターミガンピークは迫力十分である。湖からトレイルが離れていくころ、ゆるやかな登りとなる。この登りを終えるとデセプションパスに到着する。デセプションパスはスコーキーバレーの入り口である。デセプションパスからはターミガンピーク、ウォールオブジェリコの荒々しい岩峰とトルコ石のような色をした美しいスコーキーレイクスが目に飛び込んでくる。ここからスコーキーロッジまでのトレイルに登りはない。草原のようになっているスコーキーバレーには様々な花が群生しているので花の好きな方は写真撮影などにじっくり時間をかけながら歩こう。トレイル上に小川が流れ、レッドディアーリバー&レイクスの分岐が現われるとロッジはもう、すぐ目の前である。
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バーグレイクトレイル マウントロブソン州立公園 |
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![]() ▲ マウントロブソンを望む <アクセス> ハイキングDATA |
バーグレイクトレイル
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シャドウレイク バンフ国立公園 |
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![]() ▲ マウントボールを望む |
マウントボール(標高3307m)の雄姿を映し出すシャドウレイク。その美しい景色を堪能するには徒歩でのアクセスになる。湖までは約5時間の道のり、またそこを起点に日帰りで楽しめるトレイルが数種類あるので、是非、湖そばのシャドウレイクロッジまたはキャンプ場での宿泊をお勧めしたい。登山口はバンフから車で国道1号線をレイクルイーズ方面へ20分のレッドアースクリーク登山口。ロッジポールパインの林の中、幅2mほどの土の道をゆるやかに上り下りを繰り返しながら約6.9km歩くとロストホースクリークキャンプ場にでる。左手に川、右手に連山を望みながら砂利道に入り10km地点でエジプトレイクとの分岐、シャドウレイクへは右ヘ向かう。ここまではマウンテンバイクでも乗入れが可能であるが、この先からは駐輪場に停めてハイキングとなる。ここからは少し急な坂道だ。土、岩と木の根の山道を上り12.7kmで左手にシャドウレイクキャンプ場が、前方には緑屋根のシャドウレイクロッジが見えてくる。ロッジからシャドウレイクの東端までは15分。湖に映しだされるマウントボールの迫力ある姿、針葉樹林との組み合わせが素晴らしい眺めを生み出すシャドウレイク、なんともカナダらしい風景である。途中、初夏にはインディアンペイントブラシ(ゴマノハグサ科)やグレイシャーリリー(カタクリ)が可憐に花を咲かせるだろう。秋にはラーチの黄葉が素晴らしいのだが、黄葉を楽しむには是非宿泊してこの先のトレイルまで足を進めていただきたい。ロッジからギボンパスまで片道約3.1km、往復2時間の手軽に楽しめるコースである。パス付近にはラーチ(カラマツ)が多く眺めもよい。 |
![]() ▲シャドウレイクロッジ | シャドウレイクロッジ <アクセス> ハイキングDATA
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